主観的な喜劇

~Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot. Charlie Chaplin~ 人生は主観的に見ると悲劇だが客観的に見ると喜劇であるらしい。それはともかくただの高校生(現在は大学院生)のブログ。

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白雪姫 第三章「グスタフナイトは歩み続ける」

ものすごい久しぶりの更新ですが、今回は白雪姫の第三章。ついに完結編です。
二話
一話

突然自由の身となった白雪姫だったが、やはり始めは戸惑っている面も多かった。しかし、生まれつきのサバイバル能力とサブリミナル効果を併せ持つ白雪姫は、すぐに環境に適応し、その壮大な森林生活を満喫していた。その姿はまるで、大量発生したコモドオオトカゲをものともせずシルクロードを脱線し続けるエゾシカの親子のようであった。

そして、気がつけば10年の年月が流れていた。

白雪姫はその広大な森の守り神として語られるようになり、その噂は地の果てまで広がっていたという。しかし今日、その白雪姫の前にとある大きな脅威が動き出そうとしていた。白雪姫を城から追い出した女王である。
10年前のこと、女王は猟師が持ち帰ってきた河豚の内臓を白雪姫の肝臓だと思って食べてしまい、死の淵を彷徨うこととなった。その苦しさといえば、まさに五日間左上腕筋を強打した二宮金次郎像をゴルゴンゾーラと共に茹で上げた際に出る奥ゆかしい香りのようであった。

しかし、女王は生きていた。それは他でもなく、彼女が生まれつき持ち合わせているヒーリング効果とヒアルロン酸化粧水によるものであった。
彼女は白雪姫への憎悪に満ち溢れていた。そして、復讐のため白雪姫を毒殺しようとたくらんだのである。
女王「ついにこの恨みを晴らすときが来た…。これであの忌々しい白雪姫を永遠に葬ってくれる!」

彼女はリンゴを怪しげな液体に浸けて毒リンゴを作り出した。
その怪しげな液体とは、ナンプラー5mlに夏の思い出のクラリネットをねじ込み、それに保健所へ輸送される途中のゴリラをねじ込んでダシをとったものをアルプス山脈にねじ込んで清めたものである。
毒リンゴを作った女王は老婆に化けてリンゴを白雪姫に食べさせに行った。

そのころ白雪姫は、森で暮らすのもいい加減飽きてきたので木を全て伐採して炊飯器をテーマにした遊園地を作ろうと活動している真っ最中であった。
白雪「ハハハハハハハハハハハハハハハハ切り刻むのだ!切り刻むのだ!切り刻むのだァ!天下に轟く圧力式の楽園を築くのだアァァ!」
そういいながら取り付かれたようにメキシコ産のイッカクを振り回す白雪姫。その姿はまるでマツ毛を失った悲しみからズワイ蟹ハンターへの転職を余儀なくされた自称アラスカの土木作業員の、荒ぶるトノサマバッタのポースの如き有様であった。

白雪「イヤッフォォォォォォォ!…ん?何か誰かが近づいてくるな。老婆のようだ。なにやらリンゴを持っているぞ?」
女王「フフフフフフ。そこのお方。リンゴはいかがかね?」
そういいながら女王はリンゴを白雪姫の口にねじ込んだ。
白雪「モグモグ…………!!これは!…まさか…毒………ゴバーあァ!」
女王「食ってしまったようだな。それは私が丹精込めて作った今期限定のエレクトリカル毒リンゴ。これを食べてしまったものは今後一生語尾が『このヒジキ野郎がッ!』になってしまうのだ。ハハハハハハハハ」
白雪「な、なんだってこのヒジキ野郎がッ!元に戻せこのヒジキ野郎がッ!」
そういいながら白雪姫は女王の脇の下にかかと落しをヒットさせた。
白雪「我が白雪家に伝わる禁じ手を使わせてもらったこのヒジキ野郎がッ!これを食らったものは今後一生語尾が『俺の背筋はトルクメニスタン!』になってしまうだこのヒジキ野郎がッ!」
女王「な、なんてことだ!俺の背筋はトルクメニスタン!退散だ!俺の背筋はトルクメニスタン!」
白雪「二度とまた私の前に姿を現してみろこのヒジキ野郎がッ!東京湾で押しつぶしてやるぞこのヒジキ野郎がッ!」

女王は白雪姫の前から消え去り、二度と姿を現すことはなかった。しかし、白雪姫に課された語尾の後遺症が恐ろしさを見せたのはそれからであった。彼女は語尾のせいでまともな人付き合いが出来なくなり、しまいには「山の向こうの炊飯器のテーマパークにやたら人をヒジキ呼ばわりする女がいる」と噂されるようになっていた。

白雪「はぁ…この語尾のせいで誰も私と話としてくれないわこのヒ(略。私は一体どうすればいいのこのヒ(略」
???「こんなところにいたんですか。探しましたよ。律子さん。」
白雪「!?」

気がつくと、白雪姫の目の前に、白馬に乗った高貴な風貌の若者が立っていた。隣の国の王子である。白雪姫には、何故王子ともあろう人間が自分の目の前に立っているのかが分からなかった。
実をいうと、その王子は巷でも有名なヒジキマニアであった。彼はヒジキを愛するあまり、ついに自らを人間の形をしたヒジキの塊だと思い込むようになっていた。しかし、周りの人間は誰も彼をヒジキだと認めてくれない。そんなところにある日、白雪姫の噂が耳に入ってきたののである。そして、ついに彼は白雪姫(※本名:白雪律子)の元にたどり着いたのである。

白雪「あなたは…隣の国の……一体何故…このヒジキ野郎がッ!」
王子「そうだ!私はヒジキだ!すばらしい!実にすばらしい!まさに理想の女性だ!」

タラララララララララッララララララ~ン♪タララ~ン♪
(BGM:白雪姫-愛のテーマ-)

こうして数年後、二人は結婚し、一生幸せに暮らしたのであった。

そう―かつてそのおぞましい十二指腸でドロミケイオミムスの聖域を築いたと言われる伝説の40代のオッサン。グスタフナイトのように―

白雪姫 完

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