主観的な喜劇

~Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot. Charlie Chaplin~ 人生は主観的に見ると悲劇だが客観的に見ると喜劇であるらしい。それはともかくただの高校生(現在は大学院生)のブログ。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

大きなラディッシュ

大学受験が一段楽したのでこれからまた色々やって行こうと思います。
ていうかゲーム作りたい。

今回は半年以上前に途中まで書いて放置状態となっていた文章です。

「カブ」は普通英語では「Turnip」といい「Radish」はどちらかというとカブより大根に近いらしいですが、ラディッシュの方が語呂がいいのでラディッシュにしました。

昔々あるところに、伝説の七大エージェントの一人、おじいさんがいました。
おじいさんはいつものように任務をこなそうととある畑に行きました。その任務とは畑に埋まっているあるものを掘り出すというものなのですが…

うんとこしょ!どっこいしょ!うんとこしょ!どっこいしょ…

おじいさん「くそっ、なんだこの大きなラディッシュは!まるで化け物だ!伝説の七大エージェントの一人である私ですら歯が立たないとは。こんなに苦戦するのは十年前の国産のマルチーズの大軍の中から国産のマヨネーズを探し出して、その右隣にいる国産のマルチーズにケチャップをぶっかける任務以来だ。いったいどうしたものか。」

おじいさんが困り果てていると、何処からか声がしました。

???「ふふふ…おじいさん、苦戦してるようですね。」
おじいさん「はっ!?その声はもしや…伝説の七大エージェントの一人、おばあさん!」
おばあさん「その通り!まったくあなたともあろうものがそんなラディッシュごときに苦戦するとはねえ。しかし私が来たからにはもう安心ですよ、何故ならついさっきも任務で大きなキャロットを掘り出してきたばかりですからね。さあ、私の掛け声に合わせて引っ張ってください!」
おじいさん「うむ、分かったぞ。せーの!」

うんたらしょい!どっこらしょい!うんたらしょい!どっこらしょい…

おじいさんとおばあさんは二人で力を合わせて引っ張りますが、ラディッシュは出てくる気配がありません。

おじいさん「くそっ、伝説の七大エージェントが二人がかりでやっても抜けないだと!なんてことだ!」
おばあさん「ばかな…こんなに苦戦するのは十年前の『シャンデリア』と十回言った後に『毒リンゴを食べたのは?』という質問に対してガラパゴスリクイグアナの構えを取りながら百八つの煩悩のうちの約五十七個をネットオークションで売り払う任務以来です。これは果たしてどうすればいいのか…」

二人が困り果てていると、再び何処からか声がしました。

???「まったく、だらしねえな」
二人「その声は…まさか、伝説の七大エージェントの一人、孫!」
孫「二人係でやってへばっちまうなんて、伝説の七大エージェントの名が泣いてるぜ。まあ俺が来たからにはもう心配する必要はねえ。たった今も任務で大きなモッツァレラを掘り出してきたところだからな。さあ、俺の掛け声についてきな!いくぞ、せーの!」

ぱのらしょふぉい!ぺなごたしょい!ぱのらしょふぉい!ぺなごたしょい…

三人は掛け声に合わせてラディッシュを引っ張りますが、ラディッシュはビクともしません。

おじいさん「くそっ、三人でやってもダメだと!?」
孫「こんなに苦戦するのは十年前のフットサルの2-1の場面で昆布巻を足首に巻いて『ハットトリックは泥中の蓮ゥゥゥゥ!!!』と叫びながらムーンウォークで会場を後にして夕日を追いかける任務以来だぜ。伝説の七大エージェントに不可能はないと思っていたが、これはちょいとやばいかもな…」

三人が困り果てていたそのとき、突然何処からか声がしました。

???「まったく、しょうがない奴らだワン。ここは拙者に任せるワン。」
三人「なに!その声はもしや伝説の七大エージェントの一人、犬!」
犬「こんな強敵に会うのは久しぶりだわん。でも拙者はつい最近大きなタンクトップを掘り出したばかりで絶好調だワン。絶対引っ張り出から拙者の掛け声についてくるワン!せーの…」

りら・あそぺーにょだぴょい!るま・そなめーきょそじょい!りら・あそぺーにょだぴょい!るま・そなめーきょそじょい…

三人と一匹はハイテンションて引っ張りますが、ラディッシュはそれでも抜けません。

おじいさん「ばかな、これでも抜けないとは。もしや伝説の七大エージェントもここまでなのか…」
犬「こんなに苦戦するのは十年前のチョモランマの五合目から七合目にかけてヒンズースクワットをしながら登るオラウータンに対してリコーダーの三個目から八個目の穴にバームクーヘンを詰め込んだものを二世帯ローンで売りつける任務以来だワン。もういったいどうすればいいのだワン?」

三人と一匹がうなだれていると、何処からか何者かの声がしました。

???「やれやれ、だらしにゃい奴らじゃにゃー。でもおいらが来たからには安心だにゃん。」
三人と一匹「その声はまさか…伝説の七大エージェントの一人、猫!」
猫「さぁて、みんなで気を取り直して引っ張りにゃおすにゃん。おいらはついさっきも任務で大きなダルビッシュを引っ張り上げたばかりで絶好ちょうだにゃん。さあ、おいらの掛け声についてくるにゃん!」

の・ぴゃ・げ・じゃ・にゃかりゃそびょい!わ・ぎゃ・ぞ・ちぇ・てゅばざぎょみゅい!の・ぴゃ・げ・じゃ・にゃかりゃそびょい!わ・ぎゃ・ぞ・ちぇ・てゅばざぎょみゅい…

三人と二匹は息高らかに引っ張りますが、ラディッシュはなお抜ける気配を見せません。

おじいさん「これでも抜けないだと?なんということだ!」
猫「伝説の七大エージェントが五人もあつまったのに果たせない任務があるというのかにゃん!?こんにゃに苦戦するのはボーカルとテルミンの人数費が七対四のパンク系バンドのベースが二十年前の島根県の面影を持つ秋の思い出のきよし君と宇宙に飛び立つ夢を諦めながらも虹の彼方の羊雲に思いを寄せる様をうっかり見逃す任務以来だにゃん。もう手が思い浮かばないにゃん。」

三人と二匹が困り果てていると、再び何処からか何者かの声がしました。

???「これはこれはみんなおそろいで、やっとぼくの出番だチュー!」
一同「その声はまさか…伝説の七大エージェントの一人、ネズミ!」
ネズミ「みんな諦めちゃダメだチュー。ぼくはついさっきも任務で大きなバングラディッシュを掘り出してきたところだけど、みんな一つ大切なことを忘れてるチュー!」
おじいさん「大切なことを忘れてるだと?果たしてそれは一体…?」
ネズミ「いままでみんなは呪文のような掛け声を上げながらラディッシュを引っ張ってきたチュー。だけど、本来僕ら伝説の七大エージェントがこういうときに掲げる言葉はただ一つだチュー!」
おばあさん「はっ!もしかしてあの…」
ネズミ「そうだチュー。伝説の七大エージェント代々伝わる歌…伝説の七大エージェントの歌だチュー!」
孫「そうか、それで心を一つにすれば今までびくともしなかったこの大きなラディッシュも抜けるかも知れねえな。」
犬「そうと分かれば早速試すワン!」
猫「よーし、勇気が湧いてきたにゃん!」
ネズミ「それじゃぁいこうチュー!せーの…」

こうして、三人と三匹は高らかに歌い上げながら大きなラディッシュを引っ張り出した。

きみの~ 左の~ もみあげ~の前世…ん?うわあぁ!

三人と三匹が歌い始めた途端ラディッシュは歌に呼び起こされたかのようにスポンと飛び抜け、宙を舞って地面を転がり落ちました。

おじいさん「やった!ついに抜けたぞ!しかし、なんとまあ唐突な。」
孫「まだ歌の出だしだっつうのに、一体何で急に抜けやがったんだ?」
ネズミ「フフフ、ぼくの力をなめるなでチュー!」
おばあさん「まあまあ、これで無事任務を達成出来たのだからいいじゃありませんか。」
猫「それもそうだにゃん。細かいこと気にする必要はないにゃん。」

三人と三匹が喜んでいると、どこからともなく謎の声が聞こえてきました。

???「んー。今、伝説の七大エージェントの歌が聞こえたぞう。いったい何事なんだぁ?」
犬「あれ?今の声は誰のものだワン?ラディッシュの方から聞こえてきたワン。誰か隠れてるのかワン?」
おじいさん「いや…そうではない。この声はまさか…私も実際にお会いしたのはこれが初めてだが…伝説の七大エージェントの最後の一人、ラディッシュ!」
一同「!?」
ラディッシュ「んー。ごめいとーう。私が伝説の七大エージェントの最後の一人、ラディッシュです。何時の事だったか、任務で大きなバミューダ・トライアングルを掘り出してから地中で何百年も眠り続けていたのです。以後お見知りおきを。」
おじいさん「しかし、どうやらこれで伝説の七大エージェントが久々に七人全員揃ったようですな。それでは、これから一杯飲みにでもいきますか。」



世界の何処かにいるかもしれない。しかし世界の何処にいても私たちが認知することはありえないだろう。伝説の七大エージェントはただひたすらに、任務をこなし続ける。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。