主観的な喜劇

~Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot. Charlie Chaplin~ 人生は主観的に見ると悲劇だが客観的に見ると喜劇であるらしい。それはともかくただの高校生(現在は大学院生)のブログ。

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テーマ小説「タバコ」「太陽神」「おしり」

一か月ほど前の木魚会のオフにあたって、「『たばこ』『太陽神』『おしり』をテーマに小説を書いてきてね」という謎のメールが送られてきたので書いたもの。

木魚会オフで見せたものから若干変わっています(主に後半)。

スッペペーノ

これは、太陽神スッペペーノの幼少の頃のお話である。

彼は、天王星のとある田舎の出身であった。モンボルォロンと呼ばれるその村では当時、栄養タバコというものが大流行していた。それは地球のタバコとは違い、人体への害がまったくないどころか人が生きる上で必要なあらゆる栄養素を摂取できる点滴のようなものであった。これさえあれば、カエルの刺身や、カナブンのソテーや、村長のふくらはぎや、村長の脇腹や…ゲテモノの数々を貪ることなく生活できるのだ。もともとろくな食べ物がないモンボルォロンでは、栄養タバコは画期的な発明として受け入れられたのである。
しかし、栄養タバコは大きな問題点を抱えていた。火がとても強く、「わっせらしょいたらわっせらしょい!わっせらしょいたらどっせらびょい!」と叫びながらコンクリートに五分間ほどこすり付けないと消火しないのである。そのため、栄養タバコが普及して以降モンボルォロンは絶えず火災に見舞われていた。特に村長の家は毎日のように燃え続けたため、木星人に「ねり消しが足りない」という意味のメッセージだと誤解され、半年間イチゴ味のねり消しの雨を被ることとなった。
このような惨状を鮮やかに覆したのが、スッペペーノであった。スッペペーノは、尻の割れ目にセメントを塗りたくって尻を真っ平らにした。自らの尻に栄養タバコをこすり付けることによって、栄養タバコを消火する場所に困ることを無くしたのだ。もちろん尻の穴は塞がってしまうが、栄養タバコしか摂取しない限り特に問題はない。このスッペペーノの方法は各方面から絶大な支持を受け、モンボルォロンの近郊の大都市モデュッチャッショピュリンの王から「尻龍(シリリュウ)」の称号を授かるに至った。一方村長は「背中がねり消しまみれできもい」と言われた。

それから暫くして、スッペペーノは水星の皇太子の結婚披露宴に招待された。水星では「尻龍スッペペーノ」にはカルト的な人気があり、このような大規模なパーティーに招かれたのには本人も驚きであった。そこで彼は、人生を大きく変える出会いをしたのだ。
長い琥珀色の髪で周囲の注目を引き、そして燃え盛るようなスカーレットの瞳…瞳から絶え間なくレーザーを発射し、側近の地球人磯野のアゴを攻撃し続ける。そして細く雅やかな両の腕で、側近の地球人吉野と後藤の腿にひたすらラリアットを打ち続けるのだ。さらにその美しさを引き立たせる可憐な皇族の衣装にはマスタードと神経毒がしみ込んでおり、側近の地球人久保田や森山が痙攣を起こしのた打ち回っていた。足元にはレッドカーペットの如く側近の地球人秋山や坂本や大林が寝そべっており、一歩一歩底に水あめが塗りたくられたスパイクで顔面を踏みしめながら歩いていく。それでも飽き足らないのか時々側近の地球人磯野の左乳首をブリッジをしながら蹴り上げる。極めつけはその唇からほぼ常に大音量で発せられる悪魔の断末魔のような金切声で、周りの側近の地球人だけでは収まらず、会場にいるすべての人の精神面を容赦なく蹂躙しぐしゃぐしゃにすり潰していた。
彼女は名をモンヌスペゥランクマラダムダムンナッサィ=パラェジュカラサハナマウピェごまだれリラムンダモァといい、先代の太陽神サムの一人娘であった。そのサディスティックな姿に一目ぼれしてしまったスッペペーノは半ば一方的に話をもちかけ面識を作り、その後も何度か会う機会をこじつけた。その度にスッペペーノは精一杯のアピールをするが、彼女は側近の地球人にボーリングの球を投げつけるばかりで見向きもしない。それでもなお降り積もる想いに耐えかねたスッペペーノは、一通の恋文を書き上げた。

 アスファルト 詩:スッペペーノ
君の心はアスファルト 僕のお尻もアスファルト
君はいつでもサディスティック 僕のすね毛はアスレチック
君の鼓動はカスタネット 僕のいびきはクラリネット
君の車のボンネット 映るは僕のスキンヘッド
君の心がメルトするまで 僕のお尻はメタルでいよう

その恋文を思い切って送ったところ、彼女から返事が返ってきた。封筒の中にはネズミ取りが入っていて、スッペペーノは左手を複雑骨折した。後日もう一通の返事が来て、中には次のように書いてあった。
「ソッペペーノよ、いくら尻が塞がっているといっても、パンツぐらいお履きになられよ。ソッペペーノよ、私の父は太陽神である。と同時に、『ピグミーマーモセットを地面の下からじっと眺める会』の会長でもある。もしもあなたの行いが父の怒りに触れれば、天王星は瞬く間にピグミーマーモセットの避暑地と成り果てるであろう。太陽神とはそういうものである。指を軽く振るだけで、惑星が一つピグミーマーモセットの体毛の塊になるほどの力を持っているのだ。ソッペペーノよ、身を慎めよ。
モンヌ…より」

おそらくこの時であったのだろう。最初に、スッペペーノが太陽神になりたいと思ったのは…

この後様々な紆余曲折、波瀾万丈を得てスッペペーノは現在に至るわけだが、その詳細はまたの機会に話させていただくとして、この話に一端の幕を下ろそうと思う。

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まとめ【テーマ小説「タバコ」】

おそらく全ての人がこのブログの存在を忘れているであろう頃にひっそり更新。正直このブログの存在を知ら

  • 2012/11/25(日) 09:53:35 |
  • まっとめBLOG速報
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